教育にかける熱い思いをもって日々学校現場で奮闘されている教職員のみなさんに心より敬意を表します。新潟県教職員組合(新教組/しんきょうそ)は、子どもたちの教育環境整備と私たち教職員の勤務労働条件改善をめざして活動しています。
新潟県内の小・中・特別支援学校で働く教職員の約80%、およそ1万人が新教組の組合員で、みなさんの身近にいる先輩の多くが新教組の仲間です。「教職員・子どもたちの笑顔輝く学校のために」。教職員として、労働者として、多くの仲間と手を取り合い一緒に活動を進めませんか?
1学級40人じゃ大変だよ 教育予算を増やしてほしいな
30人以下学級実現・教育予算の増額は、私たち教職員のみならず、子どもたちの教育環境改善につながる大きな願いです。新教組では「子どもたちにゆきとどいた教育を!」を合い言葉に毎年、街頭で県民に署名への協力を呼びかける教育改革キャンペーンを行い、数万筆の署名を集めています。
集めた署名は県議会に提出し、教育に寄せる多くの県民の願いを届けています。
この忙しさ、何とかならない? 賃金が上がるといいな
新教組は県に認められた教職員団体として、県や市町村の教育委員会などと、多忙化解消、賃金・諸手当の改善、教育環境の整備を求めて毎年交渉しています。みんなの寄せ書きを掲げながら組合の役員が交渉で訴えたり、みんなが思いをつづったはがきを提出したり。みんなの声が集まれば大きな力になります。
困っている仲間を助けたい 自分も誰かの役に立ちたい
組合が大切にしているのは「支え合い、助け合い」。災害があれば、組合員からボランティアを募集して支援に出向いたり、いち早く学校に必要な物資を届けたりしています。
組合活動の原点は学校ごとの組織にあたる分会。ホッと一息つきながら、みんなで教職員をとりまく状況を確認したり、署名活動にとりくんだりしています。
共感し合えることがたくさん
専門部活動で笑顔あふれる仲間たち
年代や職種などに分かれて、勤務労働条件の改善にとりくんだり、交流を深めたりしているのが専門部。同じ思いをもつ仲間だから組合活動も一緒にがんばれるし、共感し合えることもたくさんあります。
青年部
集っているのは32歳までの若者たち。仲間づくりはもちろん、部活動や研修の負担軽減、組合員のカンパによる広島・長崎派遣など平和を守るとりくみもがんばっています。
女性部
女性組合員で構成。女性が安心して生き生きと働き続けられるよう、各種制度・休暇の充実を求めています。憲法・平和・教育を守るため、母親たちと一緒に行う「母と女性教職員の会」も重要な活動の一つです。
障害児学校部
寄宿舎教員などを含め特別支援学校で働く教職員で構成しています。障がいのある子どもたちや保護者の願いに寄り添った障害児教育をめざして、教職員の増員や施設設備の改善を求めたり、学習を深めたりしています。
事務職員部
小・中学校で働く学校事務職員で構成。事務の共同実施が定着する中、勤務条件の改善や事務処理体制の充実はますます重要な課題となっています。賃金改善のとりくみにも力を入れています。
学校栄養教職員部
小・中学校や給食センターで働く学校栄養教職員で構成。アレルギー対応など業務が複雑化する中、子どもたちに安全で豊かな学校給食を提供できるよう、配置基準の見直しや栄養教員への任用替え促進などを求めています。
養護教員部
小・中学校で働く養護教員で構成。子どもたちの心と体の健やかな成長にしっかり向き合えるよう、本務外業務の軽減や繁忙期の補助員制度などを求めています。フッ素洗口は個別実施を求めています。
臨時採用教職員部
臨時採用教職員の仲間で2015年に結成した一番新しい専門部。離職期間の撤廃や賃金・諸手当の改善などを求めています。本部・各支部での学習会・交流会は、仲間同士で日頃の思いを語り合える貴重な場となっています。
※この他に組合の本部・支部書記局、教職員共済事業所で働く仲間が集う書記・職員部、幼児教育職員部があります。